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開業医の年収は勤務医の1.8倍!?

このサイトでも取り上げている医師の年収。お金持ちの定番として有名な職業ですが
実は勤務医と開業医ではその年収や待遇、激務ぶりに大きさ差があることは有名です。


そして年収に関しては今回、厚生労働省が病院や診療所の経営状況を調査した『医療
経済実態調査』から明らかになっています。


まず、医療法人の形態をとる院長(開業医)の平均年収は2532万円。対して中規模の
公立病院で働く勤務医の平均年収は1427万円、公立病院の院長は1960万円という
結果がでています。


やっぱり医師は開業したほうが儲かるということが明らかになっていますね。


開業医と勤務医の収入に大きな差があるのは再診料や特定疾患療養管理料などで
開業医のほうが恵まれているからだそうです。


具体的には再診料の診療報酬は病院が570円に対して開業医が710円。
特定疾患療養管理料は大病院では0円に対して開業医は2250円もあります。


※特定疾患療養管理料 高血圧や糖尿病などの健康管理指導で受け取れるお金


こうした開業医の優遇措置が激務でもある勤務医離れを加速しているということが
指摘されてもいるので問題になってます。


人の命を救うのが医者の目的だけにお金を目的にされてしまうと困りますが、勤務医
が減って困るのは我々一般市民なわけですよね。


※2008年1/30 加筆

この記事に関して、医者の現状(開業医と勤務医について、あるいは医者の労働時間
に対する報酬のバランス)を勘違いされてしまうとご指摘を戴きました。


その後、リサーチしたところ医療関係者にしてみればこの厚生労働省の発表した『医療
経済実態調査』は医者の勤労実態からかけ離れており、「開業医の儲けすぎ」を演出
するためのものではないかという意見が数多くあることがわかりました。


開業医といっても現在は決して経営は楽ではなく、集客に必死な状態であり、精神的
にも追い込まれているケースが増えているとのことで、開業医の労働実態や精神状況
を明らかにする調査(全国保険医団体連合会が主体になって実施)によると


1週間の平均実労働時間に関しては43.7時間。約65%が40時間を超え、60時間以上
も8.8%いるといいます。さらに精神状況については、「ややうつ状態」が25.2%、「かなり
うつ状態」が2.1%で、27.3%の医師が「うつ状態」にあることが分かっています。


現場の声としては経営に対する不安とともに患者負担軽減などの医療制度の改善を
要求する声が圧倒的多数であり政府に医療政策を抜本的に転換してほしいと思って
いる開業医が多いのが現状のようです。


こうした開業医の現場の声に耳を傾けることなく、年収という数値だけに注目したデータ
を発表した厚生労働省の狙いとしては国民の関心の高い救急医療のために「儲けている」
開業医の再診料を引き下げたいという狙いがあるからだといわれています。


開業医は儲かっているからというイメージをもたせて、そこからお金を取るという図式を
作り上げるためにこんな布石をうったのだとしたら「まんまとしてやられた」という感じが
します。

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